まつお内科クリニック 松尾浩司(まつおひろし)と申します。
医師となってから三重県内で研鑽を積んで参りました。
周囲の人に恵まれ、助けられて一端の医師にしていただきました。
これまで培ってきたことを活かし、地域の皆様の健康に寄り添い親しまれる存在でありたいと思っています。
院長 松尾 浩司
当院では「腎臓内科」を標榜しております。あまり響きに馴染みがない方も多いかもしれません。
「腎臓内科」はその名の通り腎臓の診療を行う診療科です。
慢性腎臓病(CKD)の患者さんは日本に1480万人(20歳以上の約7人に1人)存在していると言われています。しかし、腎臓専門医は循環器や消化器専門医の1/3程度しかおりません。
つまり、多くの患者さんに対して専門的に診ることのできる医師が足りていないという現状があります。そのため、他の診療科に比べて馴染みが薄いのかもしれませんね。
末期腎不全(透析や腎移植が必要な状態)に至る原因として、最も多いのは糖尿病や高血圧による腎不全です。また、腎機能が低下した方は、心疾患や脳卒中を発症しやすいことがわかっています。そのため、腎臓内科医は糖尿病や高血圧の治療だけでなく腎・心・脳の合併症の予防に努めることも求められています。
もちろん、専門性の高い疾患(IgA腎症などの腎炎やネフローゼ症候群など)も専門医として対応します。健診で受けた検尿でひっかかった、ということがきっかけで病気が見つかることもあります。症状がないため放置されがちですが、早めに対応することで腎不全などの大きなトラブルを回避することができるかもしれません。
腎臓は生命維持に不可欠な重要臓器ですが、ダメージを負いやすい繊細な臓器でもあります。
腎臓内科医は腎疾患を発見・治療し、進行を抑え、生涯自分の腎臓と共に生きていくことを目標にしています。
2004年 | 藤田保健衛生大学(現 藤田医科大学)卒業 |
---|---|
2004年 | 鈴鹿中央総合病院 初期・後期研修医 |
2008年 | 三重大学医学部附属病院 循環器・腎臓内科学 |
2012年 | 鈴鹿回生病院 腎臓内科医長 |
2018年 | 鈴鹿回生病院 腎臓センター長 |
2024年 | 現職 |
主な論文